楷書の臨書
書作展への取り組みが終わって、ほっと一息。
臨書とは古典を手本にして書くことをいいますが、次の課題が楷書の臨書です。
書道は20年以上やっていますが、子供たちからは「母さんは、字が上手にならないね」って言われています。
自慢にはなりませんが、特に楷書が苦手です。
子供の頃のお習字のように楷書ばかり書くのだったら、20年も続いてなかったと思います。
今まで続けてこられたのは、名刺を作ったり小作品を作ったり創作させてもらったから。
書道をやっていらっしゃる方はご存知と思いますが、そうは言ってもやっぱり臨書は書道の基本。
臨書を沢山することが、創作した時の成果につながります。
沢山書くことによって線が綺麗になります。
書道は白い紙に墨で書く白黒の世界です。
色のごまかしがきかないのでほんとうに線質が大事なのです。
どんな世界でも同じと思いますが、
書けば書くほど上手になると言われていますし、自分が納得できる(なかなかできませんが)文字を書くには臨書が大切と言われています。
私にとって、同じ臨書でも行書や草書の臨書は楽しい。
でも、楷書は苦手でした。
もちろん、基本的なことはやってきましたが、自慢できるほどのことはやってきませんでした。
そんな自分のことを師匠は分かっていて、その人に合わせて指導をしてくださっている。
それなのに、なぜ書くことになってしまったのか?
「般若心経を教えたい」
それはコロナ騒ぎが始まった頃、私がふと漏らした一言が理由でした。
般若心経を書いてみて
「布団の上に般若心経を敷いて休むと病気が治る」と、当時勉強していた風水の先生から聞いて
姉が癌になって治らないと言われて、姉の為に般若心経を書きました。
同じ時期、友人も病に苦しんでいて、その友人の為にも書きました。
友人は素直に布団の上に敷いて寝てくれましたが、姉は姉の為に書いたことをとても喜んではくれましたが、布団の上に敷こうとはしませんでした。
そのことが影響を与えたかどうかは分かりませんが、姉は亡くなり、友人は元気になりました。
そんなことをある方に話したら、その方のご主人が癌で入院した時、108枚の般若心経を書いてベッドの下に置いたそうです。
その後、癌は治り元気になったそうです。
般若心経を書く楽しさを伝えたい
そんな経験をしたせいか、コロナ騒ぎが始まり、自分が出来ることはなんだろうと思った時に、ふと思ったのが「般若心経を書く」ということでした。
沢山の人が書いたら、何か良い方向に向かう気がして。
考えてみたら、とんでもないことを言ってしまったのですね。
自分で楽しんで書くのと教えるのは大きな隔たりがあるということに気がつきました。しかも苦手な楷書。
でも、今更やめるなんて言えない。
1ページに30位書かれた楷書が30スーページほど。100文字くらいになるのでしょうか。
教えられることが出来るのはいつの日になることやら分かりませんが、頑張るしかないですね。
ただ、書いている時は、心落ち着き楽しい時間です♬
精進致します(^^)/
では、またお会いしましょう(^^)/