野田和可奈ブログ

占い好きなセラピストが綴る日々の出来事

生きているうちに伝えたかった言葉

 

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父の命日

今日は父の命日

5年前の今日、父は97年間の生涯を閉じました。
 

ずっと昏睡状態が続いていました。

姉が逝った2ケ月後のことです。

きっと、葬儀が続くと大変だろうとの心遣いで逝くのを待っていたのでしょう。

 

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思い出

優しい父でした

お花が好きで、動物が好きで、子煩悩

 


母はいつも忙しく働いていて、三人兄弟の末っ子の私は小さい時は、いつも父の膝の上でした。

 

「絵を描いて」とよくせがんだね。

貧しくて絵本などなかったから。

「馬を書いて」と頼んだけど全然似ていなかったので「違う~」って言ったら、笑って困った顔をしていたことを今でも思い出す。

 

 

初めて免許を取った時、中古車は前の持ち主のくせがついているから危ないから新車が良いと、買ってくれたね。

 

社会人になってからも、腕時計をよくなくす私に「腕時計はお風呂に入る時くらいしか外さない」と言いながら、叱らず買ってくれたね。

 

 

結婚して「性格変わった」って言ったけど、心配してくれていたんだね。

 


子供が出来てからは

野菜をたくさん作り、子供達のために送ってくれた

 

子供達が食べ飽きるほど送ってくれたトウモロコシ


手間暇かけて作ってくれた干し柿、美味しかった

 

子供達の為に桃の木を植えてくれた。

カブトムシが沢山来て子供達は嬉しそうっだった(^^♪

 



お父さんがずっと支えてくれていたんだね

お父さんがいなかったら、きっと3人の息子達を育てることはできなかった。

 

 

命日だから

父のことを書こうと思いを馳せていたら、断片的に思いだすけど、まとまらず何も書けなくなってしまいました。

 

 

 

父は90歳過ぎて施設に入りました。

成人した息子を連れて行ったら

「じいちゃん、こんなになっちゃって何もしてあげられなくて悪いなぁ」

と。

そんなことを言う父でした。


葬儀はささやかなものでした。

でも、父が入っていた高齢者施設の職員さん達が何人も弔問に来てくれ、涙を流してくれました。

 

そして
「いつも、ありがとうって言ってくれたんです」

って言われました。



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今だから言える「ありがとう」


お父さんが生きている時は、お父さんの存在が当たり前すぎて分からなかった。

でも、いまはあなたの存在の大きさが分かる。
本当は生きているうちに伝えたかった。
でも、お互い恥ずかしくてきっと言えなかったね。

 

私はあなたの娘に生まれて幸せでした。
今まで、本当にありがとうございました。